牛の「ゲップ」から地球を守る!?その秘密は「藻」にあった~
おはようございます、ぴろしきです(^^)/
今日は、以前の「培養肉」に関連する話題から!
前回は、「ステーキ肉」を人工で作れる!というニュースをご紹介しました。
※詳しくはリンク先を参照ください☆
これにより、メタンガスを多く排出する牛を放牧する必要がなくなれば
地球温暖化の抑制に大きな効果がある、と見込まれています。
しかし今回は!
そもそも牛が、メタンガスを排出しなくなる可能性が見えてきました。
一体どういうことなのか?
早速みていきましょう!
■牛の「ゲップ」が温暖化につながっていた!?
まずは、そもそもの問題の確認していきましょう。
みなさんは、牛の「ゲップ(またはおなら)」がなぜ問題なのか、ご存じですか?
それらには、温室効果ガスの「メタンガス」が含まれています。
このガス、なんとCO2の「28倍」の温室効果がある、と言われています!
そして、現在排出されるメタンガスの37%は家畜から排出しているそうです。
結構大きい割合ですよね。。。
■少量の「海藻」を与えると、メタンガスが激減!
そんな感じで問題になっていた、「牛のメタンガス」問題。
これを解決する策が見つかりました!その方法とは。。。
牛の餌に少量の「海藻」を混ぜること。
それだけ?って感じですね笑。
ですが実際、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)とカリフォルニア大学デービス校 (UCD)の研究チームによって報告がなされています。
それによると、1日4回、約80gの海藻を加えた試料を食べた牛は、通常の餌を与えた牛と同様に体重が増加したにも関わらず、メタンの排出量は大きく減りました。
その減少率は、なんと驚異の82%!!!
実験は5か月続けられましたが、その間効果は低下することもなく、またミルクや肉の味にも変化はなかったとのことです。
■今後の課題は?培養肉との関係は?
かといって、じゃあこれでメタンガス問題は解決というわけでもないようです。
主な課題としては、
・この海藻は大規模な養殖が難しい
・放牧牛にはどうやって与えるか
といったものが挙げられています。
また、以前当ブログで取り上げたように。
そもそも、本物の牛を育てる必要がないかもしれない技術が育ってきています。
もしかしたら今後、
・放牧が必要な牛の肉は培養肉で
・牛舎内で、海藻を食べさせられる種類の牛は本物で
といったような住み分けがなされるのでは!?とも考えられます(^^)/
食と環境は密接な関わりがあるのですね。
身近な「食」のことから、環境に興味をもつのもいいかもしれません。
そんな感じで、今日は終えていきます。
それでは、またね~(^^)/