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中国が達成した偉業「火星着陸」とは!?詳細はコチラ☆

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中国の火星探査機「天問1号」が3月18日に撮影した火星。中国の国家宇宙局が公表。

おはようございます、ぴろしきです(^^♪
今日は科学のニュースから!

2021年5月15日、中国が、宇宙分野において史上3か国目となる偉業を成し遂げました。
その出来事と、そこに含まれる意義について紹介していきます。

■中国が達成した偉業とは?

中国が成し遂げた偉業。
それは、「探査機を火星に着陸させる」ということです。

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昨年10月、宇宙空間を飛行する中国の火星探査機「天問1号」。同探査機が自らを「自撮り」した映像を、中国の国家宇宙局が公開した。

中国国営新華社通信によって着陸のニュースが伝えられたのが5月15日の午前。
過去に探査機の火星への着陸を成し遂げたのは、旧ソ連アメリカの2か国のみです。

火星への着陸は難しく、過去に欧州宇宙機関や日本も挑戦し、失敗しています。

■火星着陸の難しさ

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JAXAによる、大気圏の定義。一般には100km上空からが「宇宙」に定義されます。

 

引用元:空と宇宙の境目はどこですか? | ファン!ファン!JAXA!

なぜ、火星への着陸は難しいのか?
その理由は、火星の大気の薄さにあります。
火星の大気は地球の1%ほどしかありません。
そのため、パラシュートを開いても十分に減速できず、探査機は地表に激突してしまうのです。

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パラシュートで減速するには、空気の力が必須です。

引用元:パラシュート - Wikipedia

それを防ぐには、地表近くでロケット噴射をし減速させるしかありません。
しかし、そこにも火星ならではの課題がありました。

■ロケット噴射が困難なワケとは?

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太陽系惑星の、地球との距離を示した図。月はここに描かれないほど近くにあります。

引用元:

太陽系・太陽系のしくみ│宇宙ワクワク大図鑑│宇宙科学研究所キッズサイト「ウチューンズ」

ロケット噴射が困難な理由は何か?
それは、火星と地球との物理的な距離です。
火星は月よりもはるかに遠く、通信には片道10分以上かかります。
その間にトラブルが起きても、地球からは対処する術がありません。

今年2月に着陸を成功させた米航空宇宙局(NASA)ですら、火星の大気圏突入から着陸までの時間を「恐怖の7分間」と表現したほどです。

■中国が成し遂げたこと

今回中国が成し遂げたこと。
それは、火星への「探査機の着陸」だけではありません。
着陸した探査車に地表を走らせるというミッションも成し遂げました。

www.youtube.com

これは、先行したアメリカやソ連の計画とは一線を画す、常識外れの達成といえます。
今や中国は、世界をリードする経済、技術大国になりつつあるといって良いでしょう。

今後も、この国の動きには目が離せませんね!

それでは今日はこの辺で。
またね~(^^)/