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名言とは心のビタミン 山田 詠美 僕は勉強ができない

どうもぴろしきです!

名言とは日々の日常の刺激になると思っています。自分とまた違った世界から見せる言葉というのは新鮮で刺激的で私たちの生活にも影響を与えていくでしょう。

今回は数年前に友人から「多分ぴろしきすごい好きだと思うよ」とオススメしてもらった本の一部を抜粋して紹介したいと思います📖

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山田 詠美 僕は勉強ができない

勉強ができないが、女にモテる17歳高校生の吉田くんはみんなとは違う目線を持っている。いやみんながおかしいのかもしれない。吉田くんの目線から当たり前や常識ってなんだろう?と世相をぶったぎるそんなお話です。

今回は勉強が出来るが全くモテない脇山くんに貶されて吉田くんが思うワンシーンです。

傲慢にも否定するのを当然と思う人間が当たり前のように生きているのだ。

大学を出ないとろくな人間になれない。

脇山は、何の疑問も持たない様子で、そう口に出した。

なぜなら そう教える人間がいるからだ。

いい顔になりなさいと諭す人間が少なすぎるのだ。

僕は小さな頃から僕の体を蝕もうとして執拗だった不快な言葉の群れを不意に思い出した。

引用:山田 詠美 僕は勉強ができない

ここで言う脇山くんには悪気はないのだろう、人は環境の生き物で脇山くんは脇山くんのまわりの大人がいいと思う環境に染まって言葉に発している、そしてそれは吉田くんにも同様の事が言える。

学校の教育というのはいいところがたくさんある、全体で見れば国の学力の底上げになっているし、優秀な人がたくさん日本人が輩出されている。

しかし全部を鵜呑みにするべきではない。常識は多数派の意見なだけで正解ではないからだ。

この本は言葉にオブラートはなく、ストレートな物言いな表現が多いので読んでいて刺さることが多々あります笑

それは最初に読んだ数年前も今も変わらないです、当時感じたことと今感じることはまた違うだろうけど、読み手の成長や経験と共に得られるものが変わってくるのが本の面白さだと改めて再認識しました。

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)